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和装前撮りのためのヘアスタイル解説★角隠し・綿帽子とは?

前撮りを控えている花嫁なら、和装時どんなヘアスタイルにするか、一度は悩んだことがありますよね。洋装に比べて、和装は髪型のバリエーションが増えますし、衣装の種類によっては髪型の組み合わせも異なります。たとえば、黒引振袖や色打掛の場合は洋髪・角隠しから選ぶことができ、白無垢の場合は、洋髪・綿帽子・角隠しの3種類の中から選ぶことができます。今回は、それぞれの特徴をご紹介いたしますので、どんな髪型にするか参考にしてみてください。

角隠し

文金高島田といわれている、高い髷(まげ)を結った日本的な髪型の上に、頭を覆う形で被る帯状の布を角隠しと呼びます。怒りを象徴とする「角」を隠すことで、おしとやかで従順な妻になる、という意味も込められています。

角隠しは、白無垢・色打掛・黒引振袖全ての花嫁衣装に合わせることが出来るので、とても万能です。綿帽子と比べて、角隠しは顔を覆う面積が少ないため、写真を撮る際は、顔がはっきりと見えやすいです。

綿帽子

綿帽子も、角隠しと同じく文金高島田の上に被る、白い袋状の被り物です。本来は、真綿を加工して広げてつくる防寒具だったようですが、のちに婚礼衣装の1つとなりました。

角隠しと違うところは、角隠しは3種類の衣装に合わせることができますが、綿帽子は白無垢だけに用いられます。

かつらのメリット・デメリット

和装の機会にしかつけないかつらですが、どのようなメリットやデメリットがあるのか?

◆メリット

・洋髪に比べ、角隠しや綿帽子を支える土台がしっかりとしている
・日本らしい伝統的な雰囲気を一気に引き出してくれる

◆デメリット

・重みや締め付けがあるため、気分が悪くなってしまうことがある
・暑い時期などは蒸れてしまう
・普段はつけないものなので、似合うかどうか心配

最近では洋髪に綿帽子をのせることも…

通常は、文金高島田のかつらを被った上に綿帽子をのせていますが、最近では洋髪の上に綿帽子をのせる花嫁が増えてきています。ただ、洋髪の上にのせるでは高さが足りないため、綿帽子キーパー(孔雀のような形をした専用の器具)をつけて高さを出したあとに、綿帽子を被ります。

洋髪綿帽子の良いところは、かつら姿が似合うか心配な方は、地毛のまま被ることができますし、髪飾りが隙間からちらっと見えるところもさりげなく可愛いポイントです。かつらを被ることに抵抗がある方は、洋髪スタイルにしてみてはいかがでしょうか。

一番人気!洋髪スタイル

花嫁の間で、やはり一番人気なのは洋髪(ヘアセット)スタイルです。角隠しや綿帽子よりも、個性を出すことができますし、なにより好みのヘアスタイルにしてもらうことができるので、かつらを被る場合よりも満足感が違います。ヘアセットを終えたら髪飾りを付けるので、そこでさらに他のプレ花嫁と差をつけることができますね。

洋髪スタイルもデザインはさまざま

和装なのできっちり感を出したい方は、まとめ髪でしっかりとセットする方もいます。また、きっちりよりも可愛らしく仕上げたいという方は、ふんわりさせたり、ウェーブをつけたりして、柔らかい雰囲気に仕上げることができます。

洋髪スタイルを希望する方は、希望するヘアスタイルの画像を事前にスマートフォンに保存しておくと良いでしょう。当日支度をするときに担当のスタッフに見せることにより、スムーズに支度を進めることができます。髪型がなかなか決まらず、時間がかかってしまうと撮影時間が少なくなってしまうこともありますので、要注意!スムーズに行うためには、どのようなヘアスタイルにするか、事前に決めておくことをおすすめします。

髪飾りはどんなものがあるか?

一般的に、髪飾りはフォトスタジオで用意していることが多いです。主に造花をつけることが多く、人気なのはピンポンマムやダリア、胡蝶蘭です。花の種類だけでなく、さまざまな色の造花がありますので、どの色打掛や黒引振袖にも合わせることができます。もちろん、持参した髪飾りをつけることも出来ますので、希望する場合は予約しているフォトスタジオに一度確認してみましょう。

まとめ

・角隠しは、白無垢、色打掛、黒引振袖の全てに合わせることができる
・綿帽子は、かつらと洋髪両方で被ることができる
・洋髪スタイルを行う際は、事前に希望のヘアスタイルの画像をスマホに保存しておくと良い

前撮りは、“自分にはどんな髪型が似合うのか“を発見することができる良い機会です。結婚式当日と同じヘアスタイルにするのか、せっかくだから全く異なる髪型にチャレンジしてみるのか、じっくり検討して納得のいくヘアスタイルで撮影に臨んで下さい。

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